映画雑記

好きな映画のことを好きなように好きなだけ書く日記です。

6.『2017年映画ベストテン 〜洋画編〜』

早いもので、2017年も残りわずかになりました。

今年は340本の映画を見ました。

うち、日本で今年に公開された作品は105本。

 

見逃した映画もたくさんありますが、

私なりの2017年公開作品のベストテンを発表させていただきます!

 

とにかく数が多くて選ぶのが大変だったのと

本当に良い作品ばかりで、少し紹介もしたいなと思うので

洋画編、邦画編、サントラ編に分けて投稿します。

 

今回は洋画編です!じゃ、じゃ〜ん。

 

 

2017年映画ベストテン 〜洋画編〜

 

1.ブレードランナー 2049

2.ラ・ラ・ランド

3.『沈黙 −サイレンス−』

4.『ドリーム』

5.グッド・タイム

6.『パターソン』

7.『メッセージ』

8.パーティで女の子に話しかけるには

9.ダンケルク

10.『gifted/ギフテッド』

 

ここから下は、10位から順に

それぞれの作品に対する私のコメントを書いています。

少し長くなるので、もし気になる作品があったら、それだけでも

読んでくれたら嬉しいです。

 

第10位 『gifted/ギフテッド』

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米国や英国で進んでいる「ギフテッド教育」を題材にした作品。

メアリー役を演じたマッケンナ・グレイスちゃんの演技が素晴らしいです。

そして、フランク役のクリス・エヴァンスに絶対惚れます(笑)

この映画を見て、一人一人にあった教育の仕方を選択すべきだと

改めて思いました。監督は『(500)日のサマー』(2009)の

マーク・ウェブ。愛情に溢れた、温かい作品です。

 

第9位 ダンケルク

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さすが、クリストファー・ノーラン!拍手!!

第二次世界大戦の「ダンケルクの戦い」が陸・海・空からの視点で

描かれています。CGが一切使われていない映像は迫力の嵐。

ぜひ映画館で見てもらいたい映画ではありますが、

登場人物が多いので(しかも全員イケメン!!)

わからなくなりそうな人はお家で誰かに説明してもらいながらの

鑑賞をおすすめします。

 

第8位 パーティで女の子に話しかけるには

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ちょっと内気なパンク少年・エンはとあるパーティで

宇宙からやってきた異星人・ザンと出会い恋に落ちる。

まさに、SF版「ボーイ・ミーツ・ガール」です。

切なさと可愛さが宇宙で大爆発、さらにパンク音楽も相まって

なかなかカオスな世界が広がるのですが、個人的にとても好きでした。

エル・ファニングの妖精っぷりが異星人にぴったりです。

 

第7位 『メッセージ』

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ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督によるSF作品。

アカデミー賞では音響編集賞を受賞しました。ある日、地球に

現れた未確認物体。その正体を探る言語学者・ルイーズの物語です。

異文化コミュニケーションがいかに大変か、非常事態が発生したら

各国はどう動くのか、など、ただのSF映画ではなく

色々な面から見ることができて、大変面白いです。

ただ、これから見る人は予告編は絶対見ないでください!

誤解を招きかねないので。

 

第6位 『パターソン』

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パターソンに住む、詩人兼バスの運転手のパターソンの日常を

切り取った作品。いつもと変わらない日々の中にも、

目を凝らせば小さな変化があり、一日として昨日と同じ日はない。

そんなことを教えてくれる映画です。

愛犬・マーヴィンがとても良い味を出してます(笑)

主演のアダム・ドライバーは今やスター・ウォーズ俳優として

有名ですが、彼が演じてきた役の中で

パターソン役が今のところ一番なのではないでしょうか!

 

第5位 グッド・タイム

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ペニー・サフディ、ジョシュア・サフディ監督によるサスペンス映画。

NYを舞台に、最下層で生きる兄弟が銀行強盗を企てるストーリー。

アメリカの闇の部分を描きながらも、美しい映像と音楽に

ものすごく引き込まれました。

日本ではあまり多くの劇場で公開されなかったのが非常に残念です。

こういう作品こそ、多くの人に見てもらうべきだと思います。

主演はまさかの『トワイライト』シリーズのロバート・パティンソン

こんなに演技派の俳優だとは思ってなかったので、驚きました…。

 

第4位 『ドリーム』

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1962年のNASAで活躍した黒人女性たちの物語です。

偏見や差別に負けず、誰よりも賢く有能な主人公たちが

とてもチャーミングに描かれていました。

どのキャラクターも、女性としてだけでなく、一人の人間として、

非常に魅力的です。また、冷戦時代のNASAで繰り広げられた

宇宙開発戦争を見るという点でも、面白かったです。

個人的には原題『Hidden Figures』のままの方が

よかったのではないかな、と思いました。

 

第3位 『沈黙 −サイレンス−』

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遠藤周作の『沈黙』を、マーティン・スコセッシ監督が映画化。

思っていたよりも原作に忠実に作られていて、驚きました。

また、鎖国時代の日本のこともよく研究されていて、

作品としてのクオリティは非常に高いと思います。

劇中、ほとんど音楽は流れず、OPとEDは自然音だけが

使用されているのも印象的でした。

まだの人は、原作を知っている人も、知らない人も、

一度、ぜひ見てください。自信を持っておすすめします。

 

第2位 ラ・ラ・ランド

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監督は『セッション』のデミアン・チャゼル。

もしかしたら、今年公開の映画の中で

一番見た人が多い作品なのではでしょうか。

私もこの映画に夢中になった一人です。

ここまで純粋なミュージカル映画として楽しめた作品は

本当に久しぶりのような気がします。

忘れかけていたエンターテイメントとしての

映画の楽しさを思い出しました。

ラ・ラ・ランド』最高!!

もう、ここでお伝えできるのはこれだけ(笑)!!

 

第1位 ブレードランナー 2049

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前作『ブレードランナー』の30年後を描く本作。

いやぁ、よくぞやってくれました、ドゥニ・ヴィルヌーヴ

ブレードランナー』についてはこのブログの第1回で書きましたが、

あの作品の続編となれば、相当なプレッシャーだったと思います。

しかし、”『ブレードランナー』の続編”ではなく、

”『ブレードランナー 2049』という自立した映画”として

評価される素晴らしい作品だったと思います。

圧倒的な映像美はもちろん、ストーリーもキャラクターも

とてもよく作り込まれていました。

これを見させられたら、前作ファンも黙るしかないです(笑)

 

 

ここに選んだ作品以外でも、今年公開された良い映画はたくさんあります。 

さすがアカデミー賞作品だけあって

『ムーンライト』や『マンチェスター・バイ・ザ・シー』は

かなり力強い作品だったと思います。

 

『わたしは、ダニエル・ブレイク』は英国の社会問題を言及していたし、

希望のかなた』では難民問題を題材としていました。

 

また、青春系映画だと『キングス・オブ・サマー』、

『スウィート17モンスター』なんかも良かったですね。

20センチュリー・ウーマン』は青春系に入るのかな…?

 

韓国映画もかなりパンチの強いものが多かったです。

『お嬢さん』、『哭声 コクソン』、『新感染』とジャンルは違えど

どれもこれも濃い作品ばかり。

 

何よりも個人的には、『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』で

相当テンションが上がったので今年一の思い出になりました(笑)

 

ということで、ついつい長くなってしまいましたが、

次回は、邦画編をお送りします。

はたして、今年中に全部の投稿ができるのでしょうか…こう御期待…。